パラレルキャリアの先駆け履物屋さんの二足の草鞋!
- 2018.10.02
- 中の人の日記
新世界と言えばやっぱし『通天閣』でも新世界は通天閣だけじゃなかった。じゃぁなに?それは、新世界本通りと新世界市場とが分岐するところにある「澤野工房」さんです。
知る人ぞ知る数多くのジャズ作品を世に送り出している小さなジャズ・レーベルです。
この表から見たら履物屋さんにしか見えないお店が実は世界的に有名なジャズ・レーベルってそれだけですごくないですか?
その澤野工房の澤野由明さんが2018年9月に本を出版されました。
本のタイトルは、澤野工房物語 下駄屋が始めたジャズ・レーベル、大阪・新世界から世界へとなんともしぶいタイトルです。今の日本の景気や雇用形態を見ると一つのところからの収入だけでは金額も安定感も危うい状況でも、大阪で万博が開かれる1970年代は買ってきた履物が飛ぶように売れたそんな時代を経験した澤野さんがなぜ履物屋だけでなく二足の草鞋を履いたのか、この本を読むと詳しく書かれています。
澤野工房・3つの”ない”
1.ストリーミングやダウンロードをやらない
2.ベスト盤やコンピレーション版を商品化しない。
3.広告をださない。
などかなり攻めていますが、店主の澤野さんとお話をしてみますと、昔は全く手探りの状態でした。今みたいにアルバムのレビューとかなかったから片っ端からレコードを買って聞くしかなかった。
そんな時代からジャズを楽しんできた澤野さん。他にも面白い話がたくさん出てきます。
最近はほりえもんや箕輪さんなどの本が人気ですが、1950年生まれの澤野さんが書かれたこの本も読まれてはかがでしょうか。
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